例会報告
佐藤 和孝氏

【第551回春季大会】

テーマ:「アフガン・イラク戦争から従軍ジャーナリストが見た最前線レポート」

講師:佐藤 和孝氏 ジャーナリスト(ジャパンプレス所属)

日時:平成15年5月24日(土)
場所:池坊学園 洗心館6F
『第1部会』 講演会
『第2部会』 懇親会

今回の講師は先のイラク戦争で最前戦レポートを配信し続けたジャパンプレスの佐藤和孝氏をお招きして開催致しました。

ジャパンプレス所属のジャーナリスト達は従軍記者として堪えず最前線での取材活動をしています。命懸けの取材は迫力あるレポートとして私たちに伝わってきます。

佐藤氏はそのグループの代表者です。イラク戦争だけではなく、アフガニスタンでも最前線レポートの経験を持つ佐藤氏の取材ノートから、マスコミだけでは分からなかった部分も含めお話をお伺いし、テレビや新聞では知ることの出来なかったもう一つのアフガン・イラク戦争を語って頂きました。






●佐藤 和孝氏 プロフィール●
1956年生まれ。
1980年旧ソ連軍のアフガニスタン侵攻を取材。以降20数年に渡りほぼ毎年現地を訪れている。昨年9月、アフガニスタン取材中にアメリカで同時多発テロ事件が発生。テロの発信源とされたアフガニスタンに世界中の目が向けられた。現地で活動する国連やNGOの外国人職員が国外へと退去する中、現地にとどまり取材を続けた唯一の日本人ジャーナリスト。
これまで培った人脈と現地語のダリ語を駆使し、北部同盟とタリバンとの最前線、米英軍の爆撃、空爆を逃れた避難民など戦闘だけではなくそこに暮らす人々にスポットを当て取材。日本テレビのニュース番組でテレビ電話を使って連日リポートした。その中継回数は100回を越え、滞在日数は3ヶ月を越えた。