例会報告
天木直人氏

【第556回】

 
日時:平成15年11月4日(火)
場所:京都全日空ホテル
ゲスト:天木直人氏(元レバノン駐特命全権大使)

第556回大会は、天木直人氏を迎え京都全日空ホテルで開催されました。

今回は、「さらば外務省」の執筆をされて、いま最も注目されている元レバノン駐特命大使 天木直人氏にご講演を頂きました。アメリカのイラクへの戦争のあり方、ブッシュ大統領とアメリカ政治のあり方、そして、日本とアメリカの関係のあり方を、35年間の外務官僚の経験をふまえて、手厳しく論じられ、大変感慨深いお話を頂きました。

また、現小泉政権の外交政策が、国民に本当に目を向けている政策か?自民の一党政治の歴史の中での政策があやまった道をたどったのでは?など、元官僚であったからこそ、なまなましく、また、その時代の場面が目に浮かぶような、リアルな話題が続出し、現代の日本人、特に、戦後生まれの、我々の世代に、日本に生まれた事に関してもっと真剣にとらえ、この時代だからこそ、国民も、政治に面と向き合っていかねばならない、というメッセージが心に残る大変印象に残る講演でした。