例会報告
高田 暢浩氏

【第582回6月大会】

 
日 時 : 平成18年6月16日(金)
場 所 : 京都全日空ホテル
講 師 : 高田 暢浩氏  (キリンビール京都支社)
テーマ : 「おいしいビールの飲み方講座」








本日は、本会会員でありますキリンビールの藤原さんのお計らいによりましてパワーポイントを使って、ビールを飲みながら楽しくビールのおいしい飲み方について講習を受けさせていただきました。
今回は私の感想という形でレポートを書かせていただきました。

ビールって奥が深いんです
序盤はビールの歴史について。ビールは古代メソポタミアで紀元前 3000 年あたりに誕生した。古代世界においては、ビールは非常に貴重なもの。どれほど貴重なものであったかというと、公務員の給料に現物支給されるほど。
支給される割合は、一般の公務員で一ヶ月あたり 1 リットル。高級公務員になると 5 リットル。
古代の物々交換社会においては、ビールの価値が非常に高かったことが伺える。これをもとに野菜や魚、塩など様々なものと交換して古代人は生活を送っていたと思うと非常に奥深いビールの歴史に興味を抱かずにはいられませんでした。

ビールの“敵”
ビールのおいしさを損なうものとして代表的なのは、日光・強い振動・高温・低温だそうです。日光や振動、高温は容易に想像できましたが、「低温」がビールの敵であるというのには驚きを感じた。いつも自宅の冷蔵庫でギンギンに冷えているビールのことを思い出しながら講演を聴いていた。結論から言うと低温すぎるとビールの風味を失うということ。
家に帰ってさっそく、適度に冷やそうと冷蔵庫の段をひとつ下げてみました。

心も体もここちよく
ビールといえば、『ビールっぱら』というように「太る」というイメージがある。しかし、実は、『太る』といことに関連する『糖質』は350 ML 缶一本分で約42 K カロリー。これはご飯一杯分の糖質160 K カロリーから比べると約四分の一しかない。それどころか、ビールには豊富なビタミンやミネラル、ポリフェノールが多く含まれ、食欲増進や、新陳代謝、動脈硬化の防止、冷え性や更年期障害の改善、ストレス解消など現代人が多く抱える悩みに効果があるとのこと。これには、非常に勉強になった。しかし、何にせよ適度な量を楽しみながら飲むことが肝要であるということは言うまでもないことですね。

泡って大事なんです
皆さん、ビールの泡の役割って知ってますか?との質問に、そう言えば泡って何であるんだろう?
改めて思い直して見たのだが…
泡の役割は、端的に言うとグラスに注がれたビールのおいしさを守るということ。これは空気中の酸素がビールを酸化させてしまいおいしさを損なってしまうため、泡がガードの役割を果たす。そしてもう一つそれはビールの、のどごしの源である炭酸ガスがビールから抜けていくのを防ぐため。そう考えると、ビールのおいしさを最大限引き出すためには‘泡'づくりが大切ということを教えていただきました。

おいしい飲み方に入る前に
泡を作る際に大切なことがあります。それはビールのグラスの状態だそうです。確かに、居酒屋に行ったときなどはギンギンのグラスに綺麗な泡が…では、そんな綺麗な泡を作るためにグラスの洗浄方法を教えていただきました。

【ポイントは 3 つ】
・ 油類の汚れが残らないようにすること
・ 洗剤が残っていると泡消えが早くなるので綺麗にすすぐこと
・ 拭かずに伏せて自然乾燥を

実際に注いでみました

〜三度そそぎの奥義〜
ビールのおいしさを最大限引き出すための下準備(保管方法、グラス洗浄)の講習をしてきましたが、やはり実際に注いでみないと。そして、注ぐときに力を発揮する『三度そそぎ』の奥義を教えていただきました。

・ まず、綺麗に洗って自然乾燥させたグラスを用意します。
・ そして、そそぎ始めます。はじめはゆっくり、途中から勢い良く泡を立てるように。泡と液体部分の割合は 9 対1ぐらいの割合です。
・ しばらく置いてあわが半分くらいにおさまるまで少し待ちます。そして半分くらいになったら今度は泡がグラスの上に出るぎりぎりくらいまで注ぐ。
・ また少し待って、最後に静かに注ぎたして泡を 1.5 僂曚廟垢蠑紊欧襦


会場ですべての会員の皆さんがやってみましたが、あちこちから驚きの声が!本当に泡がクリーミーできめ細かい。缶ビールを使ってやってみたのですが、その出来といったらまさに‘生'の域。
そんな歓声のなか乾杯をして本日のビール講座は終了となりました。

本日はラフな文章で、感想を交えて書かせていただきました。これから夏本番ですがくれぐれも飲みすぎに注意してビールを楽しんでいっていただきたいと思っております。休肝日もお忘れなく。

 

レポート:飯田哲史(同志社大学工学部3回生 )