例会報告
山上 りるも氏

【第590回6月大会】

 
日 時 : 平成19年6月1日(金)
場 所 : 京都全日空ホテル
講 師 : 山上 りるも氏 (筆跡診断士)
テーマ : 「字の書きクセから心理読む」







第590回6月大会は筆跡診断士の山上りるも氏をお招きし、京都全日空ホテルにて開催されました。


山上りるも 『字の書き癖から心理を読む』

まず始めに、最近話題の筆跡診断についてお話したいと思います。

■ 筆跡診断と筆跡鑑定
筆跡診断と筆跡鑑定を良く間違われるんですが、私のやっているのは筆跡診断の方です。これは一般的に真贋を判定する鑑定とは違いその人の心理状態や人柄を判定するものですなのです。

■フランスでは国家資格?
実は、フランスでは筆跡診断士は国家資格なんですね。これを受験される方が多く、フランスにおける筆跡診断の重要性や有用性が高いと言うことがわかりますね。

■人柄や相性を見る
現在は、企業の採用にもこの手法が用いられています。この方はどういった人間の方なのか、またどういった部署があっているのかなど筆跡から総合的に鑑定することができ、それを下に配置を考えている企業もあります。

■実際に鑑定すると
『足立さんの筆跡から 『足立敏 様』 とホワイトボードに書く』

●信念が強い
●融通が利かない
●協調性がある⇒敵を作らない
●入れ込み型⇒自己陶酔型
●感激やさん


■ 実際にどうやって鑑定するか?

●文字が大きいと …
行動力があり、会社の経営者に多い
⇒大きな目立つ字を書く人間は行動力があり 営業職や経営者に向いている

●文字が小さいと …
控えめな方が多い。

●マスからはみ出して書く人間は
はみ出し文字と言う⇒はみ出し行動を起こす可能⇒パワーがあり優秀な人間が多い。
しかし、 10 人の会社に 5 人この種の字を書く人間がいると経営に危機が

●大きな字と小さな字を組み合わせる人は
中曽根康弘さんがその典型
⇒ひじょうに変化を好む。大物性を秘める。平凡では飽き足らない。説得力がある人間が多い。
⇒波乱万丈の人生を送ることができる。それを超えられる能力を持っているので

●まとまり方
字がまとまって書いている人は、変化を好まない人が多い。平凡な人生を送りたい。

●筆跡を直すことで人生を変える

●自殺する子に多い SOS 字体
急にいつも大きく書いている字を小さく書き始める。⇒何か悩みや発散しきれないことがある。
これは SOS の可能性があり。親はそういった字の変化を読み取ることにより子どもの変化を読み取ることができる。

●年賀状を横書きで書く方は

変化に柔軟に対応できると言う意味。 70 歳代の方で横書きの方がいれば、かなりの柔軟な方です。


この後は会員各位がそれぞれ、山上先生のお話に沿い自ら字を書きながら一喜一憂する楽しい時間を過ごしました。

 

【レポート:同志社大学工学部 4 回 飯田哲史】